natural border
「自然的国境」とも。 地理上の境界線、例えば山脈や砂漠、河川や海洋などに基づく国境のこと。 国境とは国家による安全保障の限界であり、安全保障の最大の脅威とは他国の軍隊であるから、軍事上の天然の障壁である先述の地形に基づく国境線は、そうでない人為的な国境よりも安定的であると考えられる。
ヨーロッパ近現代の200年 くらべて楽しむ地図帳 表紙 ヨーロッパ近現代の200年 くらべて楽しむ地図帳 関眞興 編著 山川出版社 発行 2023年8月30日 第1版第1刷発行 この本では ・ウイーン体制が成立した1815年 ・第一次世界大戦が始まる1914年 ・第一次世界大戦と第二次世界大戦の間の1919~39年 ・第二次世界大戦後の東西冷戦が本格化していく1950年 ・ソ連崩壊により冷戦が終結した後の1993年 ・現在 の6つの時代の地図が示されています。 ヨーロッパ近現代史を理解するために、ヨーロッパが近代へ移行する契機の一つといえるウイーン会議後、すなわち1815年を始点としています。…
独立後の「サンタ・アナ時代」を終わらせたメキシコ合衆国。 その立役者となったベニート・フアレスを中心とした自由主義勢力は、革新的な改革と積極的な外交政策、そして対アメリカ戦争での実質的な「勝利」と、政治的な成功を重ねていった。 だが、そんなフアレスも1872年に心臓発作に襲われ急逝。 その後の選挙で勝利した農業党のモイセス・ウトリラが新たな大統領として就任するも、同盟国ロシア・フランスが対外・対内政策で混乱している隙を突いてアメリカがみたびメキシコの領土を狙う。 ウトリラ政権はこれを受け入れざるを得ず、またもメキシコはその領土を失う屈辱を味わった。 そんな中、注目を集めたのが第一次米墨戦争で「…
意外と揉めてる中南米の国境線 国境線をめぐる争いは、カシミール(インドとパキスタン)や九段線(中国、台湾、ベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイ、インドネシア)など、我々の身近なアジアに非常に多いです。 そのため見過ごされがちですが、中南米には我々の知らない係争地がいくつもあります。中南米の国々は19世紀から戦争をかなりやってきたので、未解決の国境がまだまだたくさんあります。