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自動改札

一般

自動改札

じどうかいさつ

改札とは、鉄道事業者旅客乗車券を検査する行為をいう。日本の鉄道では通常、駅での入出場の際にこれを行う。自動改札とは、改札を自動で行うこと。改札は元来、係員が目視により行っていたが、業務の効率化や正確性の向上のため、自動化が進められている。

自動改札機

自動改札のための装置を自動改札機というが、これを略して自動改札と呼ぶこともある。自動改札機には旅客の下車駅で乗車券を検査するとともにこれを回収する(集札)機能も備えられているため、「改集札機」などともいう。

改札の自動化の事例は古くからあるが、それは乗車券の代わりにコインやトークンを利用するもので、均一運賃の場合以外には利用できないものだった。人間による改札を機械で置き換えるためには、多様な乗車券を見分ける方法が必要となる。このために開発されたのが、紙や樹脂製の乗車券の裏面に磁性体を塗り、これに記録した情報を読み取らせるという、現在普及している手法である。自動改札対応の乗車券は、磁性体のため裏面が茶色または黒色となっているのが普通である。近年ではこのほか、カードや携帯電話に埋め込んだICチップによる記録を用いるものも出現している。

日本で一般的な自動改札機は前後に長い形をしており、旅客の通路に対して平行に設置される。一端に乗車券の投入口があり、反対側に乗車券を排出する口がある。乗車券が投入されると改札機はただちにこれを検査し、旅客の進路の先にある排出口に、旅客を先回りして乗車券を送り出す。検査の結果旅客がその通路を通れないと判断された場合、改札機に備え付けられた扉が作動して旅客を足止めする。

乗車券を高速で運搬する仕組みは頻繁なメンテナンスが必要で、多数の旅客をさばくうちには故障することも多い。これが非接触式のICカードによる改札システムの開発を促した。

鉄道以外での利用

自動改札機は、現在では鉄道以外にも、空港の搭乗口や施設の入場口など、従来は人が切符を確認していたさまざまな場面で活用されるようになっている。