失われた酒

失われた酒

(読書)
うしなわれたさけ

ポール・ヴァレリーの詩。

前半はフランス語の原詩にちょっと足りない(文字記号が完全に変換できない)。後半は私の訳。


Le VIN perdu

J‘ai,quelque jour,dans l‘Oc・_ean,

( Mais je ne sais Plus sous quels cieux )

Jete,comme offrande au neant,

Tout un peu de vin precieux...




Qui voulut ta perte,O liqueur?

J‘obeis peut−etre au devin?

Peut−etre au souci de mon coeur,

Songeant au sang,versant le vin?




Sa transparence accoutumee

Apres une rose fummee

Reprit aussi pure la mer....




Perdu ce vin,ivres les ondes!...

J‘ai vu bondir dans l‘air amer

Les figures les plus profondes...




       par  Paul Valery

   (注:正確なフランス語のアルファベットではありません。変換できませんでした。)

         

     失われた酒    ポール・ヴァレリー

いつだったか、私は大海に

(どんな空の下だったかは覚えていない)

少々の高貴な酒を投げた。

まるで「虚無への供物」のように。・・・



おお、酒よ、誰がお前を捨てようか?

神の意志に従ったのか?

心の寂しさからなのか

血に飢えて、酒を投げたのか?




少々バラの香りがしたあと

海はまた透明になり

静けさを取り戻した・・・




酒は投げた、波が酔った!・・・

私は見た、苦い大気の中

この上なく深いものの姿を・・・・

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