「駅から始まるヒラメキさんぽ」で中川区を訪れ、荒子町宮窓の荒子観音寺を通りかかりました。 今回は、前田利家・荒子梅苑から南に徒歩数分の場所に鎮座する荒子観音寺と境内東に隣接する宮窓の神明社の現況を掲載します。 荒子観音の名で知られますが、正式名称を浄海山 圓龍院 観音寺と称する天台宗の寺院。歴史は古く天文元年(729)年泰澄和尚が開祖。円空と縁があり、多くの円空仏を所蔵する事でも知られています。荒子観音は、現在の富士大権現天満天神宮の鎮座地に築城された荒子城の城主前田家の菩提寺で、特に当地出身の前田利家から庇護を受けるなど利家と所縁の深い土地柄。上は山門南に立てられた解説板で昭和39年、荒子観…