社会学で使われる用語。利益配分を得ている対象の範囲。 対義語に苦益圏。負担配分を得ている対象の範囲。 それぞれの範囲が重複する場合がある時は「重なり型」、全く重ならないと「分離型」と分類される。 従来は「正義の実現」などの名の下、「受益者が負担する」ように内部化措置などの是正措置がとられてきた。 法経済学的には善悪や加害者被害者に関係なく、「費用最小化」となる主体に負担をさせた上で、受益者にそれを転嫁したほうが効率がよい。