解釈学などから影響を受けドイツ(特にコンスタンツ大学)で発達した哲学理論。 テクストを読むという行為によって読者が意味をつくりだす、という発想を元に理論を展開させた。 受容美学として文学以外の分野でも広まる。現代ではマスコミュニケーション受容理論、メディア受容理論などとして生きながらえている…。
別にこれらの人たちが受容理論という言葉を使ってみずから名乗ったわけではない。一般的に受容理論として括られることが多い方々を挙げる。
こんばんは、茅野です。 アドレナリンを焚いたり切らしたりでこの1週間半、体調ガタガタなんですが、『オネーギン』公演期間中はいつものことなので心配しないでください。来週は可能な限りなにもしたくないです! さて、今回も今回とて、新国立劇場のオペラ『エウゲニ・オネーギン』にお邪魔しました! 3回目の公演、1月31日マチネの回で御座います。 ↑ 名前の表記は以下略。 全通勢です。しかも毎度文字数5桁の批評を書いています。変態と言われても反論できないね。 プレミエの雑感はこちらから。 2回目の雑感はこちらから。 3回目ともなると、流石に書くことなくなってくるので(たぶん)、今回は、公演評は軽めにして、後…
お題箱回135 777.「この理不尽さが肝だから一話のコノハがあんま魅力のないキャラだったことにも筋が通る」ってどういうことですか 778.16bit sensationについて語ってください(完結まで見守る場合は完結後に) 779.16bitセンセーションは後半のガバガバSF展開も含めて当時のエロゲっぽさを再現したのかな〜と思ってましたがどうなんでしょうか?(昔のエロゲはFateしかやったことないガチキッズ) 780.16bitセンセーションALの感想、批評を聞いてみたい 781.16bitセンセーションの長文感想が読みたい 書きました! saize-lw.hatenablog.com 女性…
はじめに――作品批評を書くことの難しさ 二項対立を定める 批評の要素ーー感想・分析・敷衍 感想:主観的判断 分析:客観的判断 敷衍:(社会的な)価値への接続 分析の対象ーー物語・画面・受容 物語 画面と音 受容 分析の枠組みーー作家論・テクスト論・社会反映論 作家論 テクスト論 社会反映論 小技 あらすじは自分で書く 文体の選択 序文の書き方 文章の締め方 書くつもりで観る 引用のしかた 公開手段 参考資料 批評の書き方 批評理論 アニメ研究 むすびに――批評を書きおえるために はじめに――作品批評を書くことの難しさ 私は大学のサークルや同人活動などで、映画やアニメの批評を書いています。自分が…
おはようございます、茅野です。 いきなり寒くなりましたね! わたくしはお布団を冬用に衣替えしました。一日で10度近く上がったり下がったりするのは勘弁して頂きたいところ。 先日は、東京二期会のオペラ『ドン・カルロ』にお邪魔しました。10月16日(土)の回です。 ↑ ポスターはシンプルお洒落。 久々の二期会でしたが、『ドン・カルロ』は割と好きな演目なので、行っておこうかと思いまして。意外と珍しいらしい、演目で選ぶタイプの観客です。ロシアオペラを演って下さい。 今回は、備忘がてらこちらの雑感を記して参ります。それでは、お付き合いの程宜しくお願い致します。 キャスト 雑感 最後に キャスト ドン・カル…
こんばんは、茅野です。 晩夏の観劇ラッシュ・第四弾は映画です。来週までは高頻度で劇場通いをする予定です。 最近映画は Filmarks というアプリでレビューを纏めているのですが、長くなりそうなものは従来通りブログの方で。 本日は、楽しみにしていた映画『エリザベート1878(原題:Corsage)』にお邪魔しました。 日本人にはファンの多いオーストリア皇后・エリーザベト(シシィ)陛下に関する映画ですね。 わたくしはドイツ語は介さないのですが、ドイツ語では「エリザベート」ではなく「エリーザベト」が正しいはず。前者の方が馴染んでいるので、邦題はこちらが採用されたようですが……。 ロシア語勢は「ヴラ…
人類を代表して人外魔境へ。 記事一覧:2023-08-03から1日間の記事一覧 - 呂律 / a mode distinction 読書教育を学ぶ人のために作者:山元 隆春世界思想社Amazon 田中実(1996)『小説の力―新しい作品論のために』 大修館書店 田中 実(1997)『読みのアナーキーを超えて:いのちと文学』右文書院 ISBN:4842197080 上谷順三郎(1997)『読者論で国語の授業を見直す』明治図書 ISBN:4183493153 山元隆春(2005)『文学教育基礎論の構築:読者反応を核としたリテラシー実践に向けて』 溪水社 ISBN:9784874408759http…
記事一覧:2023-08-03から1日間の記事一覧 - 呂律 / a mode distinction テレンス・ホークス(1977)『構造主義と記号論』 ISBN:9780415321532 冨原芳彰(1985)『文学の受容──現代批評の戦略』研究社出版 ISBN:4327480851 岡本靖正・外山滋比古・川口喬一 編(1988)『現代の批評理論1:物語と受容の理論()』 研究社出版 ISBN:4327152013 ラマーン・セルデン(1989)『現代の文芸批評:理論と実践』 彩流社、1994 ISBN:4882022966 石原千秋(1991)『読むための理論:文学・思想・批評』 河出興…
のちに岩波文庫版が出てびっくりしましたが、確かにそれくらいの名著ですよね。 第二章が「現象学、解釈学、受容理論」。新版 文学とは何か―現代批評理論への招待作者:テリー イーグルトン岩波書店Amazon[asin:4003720415] [asin:4003720423]
記事一覧:2023-08-03から1日間の記事一覧 - 呂律 / a mode distinction 新文学入門―T・イーグルトン『文学とは何か』を読む (岩波セミナーブックス)作者:大橋 洋一岩波書店Amazon https://www.iwanami.co.jp/book/b258123.html 第1講 メニッポス的風刺の誘惑──『文学部唯野教授』と『文学とは何か』 第2講 閉ざされた窓──文学性概念とロシア・フォルマリズム 第3講 文学の誕生、作者の誕生──「英文学」批評 第4講 読者の運命──受容理論 第5講 ありえない遭遇──構造主義批評 第6講 中心と周辺の消滅──脱構築 第7…
文學界連載の準備のために15年ぶりくらいに手に取りました。 記事一覧2023-08-03から1日間の記事一覧 - 呂律 / a mode distinction 「空白」を読む―受容理論の現在作者:R.C. ホルブ勁草書房Amazon Robert C. Holub, Reception Theory (New York and London, 1984) 序文 1 パラダイムの転換とその社会的・歴史的な働き 007 批評の歴史におけるパラダイム 科学革命と文学研究 2 影響関係と先行者たち 027 ロシア・フォルマリズム ローマン・インガルデン プラハ構造主義:ヤン・ムカジョフスキーとフェリ…
増田聡『聴衆をつくる』(青土社、2006年) www.amazon.co.jp 音楽批評、というよりも「音楽批評」批評の本。 「ポピュラーミュージックを学問の対象として初めて扱ったテオドール・アドルノは、聴くことの研究を標榜して聴く人を研究していないか?」(第一章)とか「日本語ロック論争は読み間違えられてないか?」(第五章)といった問いを提示し、文献の再検討を通じて音楽の聴き方・語り方に一石を投じる。 音楽について何か書こうとしている人、音楽に関する「好き/嫌い」の表明(「愛着のディスクール」とまえがきで呼ばれている)から距離をとりたい人にお勧めしたい。 惜しいところを一つ挙げると、内容的には…