蹴手繰り

相撲の決まり手の一つ。

立ち合いの瞬間、体を開いて相手の足を内側から外に蹴り、肩などを叩くか、手をたぐって前に倒すこと。

不意打ちの技のため、儀礼を重んじる相撲においては、批判の対象になることが多く、昭和29年から33年にかけて怪力横綱として君臨した吉葉山が、多用して批判された。また、2006年11月、横綱朝青龍が、小結稀勢の里戦で蹴手繰りを行い、朝青龍横綱としての品格が問われる問題に発展した。

2012年9月には横綱審議委員会鶴田卓彦委員長が、横綱昇進となった大関(当時)日馬富士に対して「技にはあるが、見ていて気持ちは良くない。張り手やけたぐりは使ってはいけない。禁じ手とは言わないが、自覚を促したい」と発言した。