殉教

一般

殉教

じゅんきょう

宗教的迫害に対して、信仰を貫いて命を落とすこと。主としてキリスト教イスラムのような一神教の世界で発生した。仏教文化圏では、大衆の苦難をわが身に引きうける受苦(菩薩行)の思想が生みだされたが、死の強制を引きうける殉教という考え方は育たなかった。キリスト教のなかでも殉教(martyrdom)をすぐれた徳行としたのはカトリック教会であり、とくにキリスト教徒迫害の時代に信仰を守るために死を選んだ者を殉教者(martyr)としてたたえた。