叙任権闘争

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叙任権闘争

じょにんけんとうそう

(独:Investiturstreit)

中世初期において特に神聖ローマ皇帝皇帝権、俗権)がローマ教皇教皇権、教権)との間で司教修道院長などの聖職叙任権をめぐって行った争いのこと。

教会法によれば、聖職者は当該教会の聖職者と信徒によって選ばれることを原則とする。しかし、中世初期以来世俗君主は、国家教会制、私有教会制、王権神授観念などに基づき聖職者叙任権を握り教会を支配しようとし、皇帝側と教皇側が争うようになった。その中で、スピリチュアリア(宗教的なもの、不可視なもの)とテンポラリア(世俗的なもの、可視的なもの)を分ける考えが生まれ、1122年のヴォルムス協約において、聖職叙任権は教皇が有するが、教会の土地、財産などの世俗的な権利は王が授封するという妥協が成立して、一応の解決へと至った。

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