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小学館ノンフィクション大賞

(読書)
しょうがっかんのんふぃくしょんたいしょう

小学館が主催するノンフィクション(未発表原稿)を対象とした公募制の文学賞。ノンフィクション作家の登竜門のひとつと位置づけられている。

1993年に週刊ポスト・SAPIOにて「21世紀国際ノンフィクション大賞」として創設され、第7回より現在の名称となる。小学館社員による選考会で最終候補作(通常5篇)を選び、その後外部の選考委員によって受賞作が決定する。 現在の選考委員は椎名誠・関川夏央・高山文彦・二宮清純・平松洋子の5名。賞金は500万円(第13回までは1000万円)。受賞作は小学館より単行本として刊行される。その際、改題されることも多い。

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