日本の男性歌人。編集者、評論家。本名は鷲尾賢也。 1944年7月13日生まれ、東京都本所区(現・墨田区)出身。 2014年2月11日、死去。
慶應義塾大学卒。講談社に入社して編集者を務める。1987年に馬場あき子らと共に歌誌「かりん」を創刊。2001年、歌集「本所両国」で若山牧水賞を受賞。他に歌集「長夜集」など、評論「近藤芳美」「宮柊二とその時代」「老いの歌」など。
現代短歌の鑑賞101 (ハンドブック・シリーズ)
句会で遊ぼう 世にも自由な俳句入門 (幻冬舎新書)
2023年を振り返ってみます。今年はいろいろと収穫のある1年でした。
菊という名前 世界で最も菊を愛する中国と日本.ともに名前としては「菊」が使われています. https://www.google.com/search?中国開封菊文化祭 https://www.google.com/search?日本の菊展 日本に菊が渡来したとき(奈良時代後半〜平安時代初期)に,この漢字も同時にもたらされたのでしょう. ところで,「キク」という読み方は,音読みですか訓読みですか?という問いかけがネット上にありました. 正解は,「音読み」. (吉海直人 菊にまつわるお話 https://www.dwc.doshisha.ac.jp/research/faculty_column/…
23年4月の書籍雑誌推定販売金額は865億円で、前年比12.8%減。 書籍は483億円で、同11.6%減。 雑誌は382億円で、同14.2%減。 雑誌の内訳は月刊誌が324億円で、同15.1%減、週刊誌が57億円で、同8.9%減。 返品率は書籍が31.9%、雑誌が42.3%で、月刊誌は41.2%、週刊誌は47.9%。 村上春樹の6年ぶりの長編小説『街とその不確かな壁』(新潮社)の重版合わせ35万も焼け石に水のようで、 最悪のマイナスと返品率ということになろう。 これに定価値上げのことを考えれば、さらなるマイナスで、23年下半期はどのような出版状況を迎えることに なるのか、予断を許さない。 1.…
数日、近代歌人の短歌を数多く読んでいると、悲しカリケル、想ハルル、ケラシモ、カモ、カナ、ハモ、これらの日常からかけ離れた韻文文語は日常語散文口語のあまりにどこにでもあたりまえにあるあじけなさを、言葉の葉をくすぐり翻らせ光らせささめかせ舞い散らせる、微かな風の音のようだと感じます。 歌い手が歌詞に曲を添え旋律にのせ舞いあがらせるように。わからないほど、ずっと静かに。 音の鳴らし方の、約束ごとのように。知っている、望まれている、なつかしいものに、触れたときの、よろこびがあると、感じます。そよ風をふいに感じて、「風立ちぬ、いざ生きめやも」と、瞬間、無言で世界が姿を変えるような。 カナシカリケル、とい…