1922年、熊本市生まれ。慶応義塾大学卒業後、複数の商社に勤務し光学機器の輸出に従事。1978年より94年にかけて東京家庭裁判所に家事調停委員として出務し、東京高等裁判所長官表彰を受ける。1966年、妻八重子が煎茶教室を開いてから煎茶道の普及に尽力したが、やがて礼法茶を離れて庶民の日常茶(常茶)の復興に献身する道をすすむ。夫妻の30年の歩みの総括として『小川八重子の常茶の世界』を編纂、出版。「飲む人に善い茶を大切に」を基本理念とし、飲むということを中心に茶にかかわるすべての人々が茶の文化、喫茶の文化の担い手であるべきとの主張を掲げた現代喫茶人の会の啓蒙活動に取り組んでいる。現在、常茶友の会、および現代喫茶人の会の代表を務める。
東北福祉大学特任教授。BOLD原理の確立により、fMRI(functional magnetic resonance imaging)の開発に貢献した。