1950年東京都生まれ。 ジャズジャーナリスト、整形外科医、DJ。 東京医科大学卒業。ニューヨーク大学大学院リハビリテーション専攻。
世界でただひとり、ブルーノートレーベルのレコードをコンプリートコレクションしている。 ライナーノーツの数は3000を越えているらしく。ギネスに更新中だそうだ。 毎週水曜はInter fmに出演中。
ジャズ・クラブ黄金時代 NYジャズ日記1981-1983 作者:小川 隆夫 シンコーミュージック Amazon 新刊。1950年生まれの著者がマンハッタンへ行きたい一心で、同地の医大へ留学したときの話。苦心惨憺して留学に至り・勉学に励む様子も書いているが、本当か、と思えるほどのジャズに浸る日々。モンクが亡くなったタイミングでの同地のシーンの様子や、葬送の次第は圧巻。また当時の菊地雅章との交友も読んで楽しい。 丁度10歳下のボクがジャズ雑誌を片手にレコードを聴き漁っていたのは、大学時代の4年間で1979年から1982年にかけて。だから朧げな記憶のなかの当時のジャズ・シーンが再現される感覚があって…
スタンダード・ジャズのすべて 大辞典 小川隆夫著 全音楽譜出版社 わがジャズ師が現在挑戦していること 「スタンダード・ジャズのすべて大辞典」が図書館にあった 「スタンダード・ジャズのすべて大辞典」はジャズ百科 著者の小川隆夫氏について わがジャズ師が現在挑戦していること 私のジャズピアノの先生のインスタグラムの紹介欄には、『「スタンダード大辞典A~Z」に挑戦中!』とある。 インスタには先生の演奏が随時アップされていて、「More than you know」「M.Wonderful」とあるから、たぶんもうMまできたのだろう。 私はこの「スタンダード大辞典A~Z」が気になっていたが、これまで先生…
評論家の小川隆夫氏が1981年から1983年にアメリカ留学していた際の日記を書籍化したもの。音楽関係のみの抜粋なのに600ページ以上の膨大な量です。1日2回のはしごも含めてとんでもない数のライブを聴きに行っていて(726日間の滞在で614回、1.2日に1回ライブに行っている計算)、まだ結婚して数年、昼間は大学院での勉強もあったのにこの人いったい何を考えているんだと思うすさまじいドキュメンタリー。 まあそんなことはこのブログではどうでもよくて、ゲッツ関係の記載があったのでそれをここで紹介します。 まず1981年10月22日、「ファットチューズデイズ」で少し顔を覚えられて、マネージャーに声をかけら…
4月6日(土)、新発田市・加治川治水記念公園の様子です。 メインの桜の開花が、ようやく始まりました。 kajiakira.hatenablog.com kajiakira.hatenablog.com kajiakira.hatenablog.com kajiakira.hatenablog.com 最後に、この日のおまけ画像貼っておきます。 まずは、お昼に買った蒸気パン(ぽっぽ焼き)。 なお、「蒸気パン」を「ぽっぽ焼き」としれっと言いかえるのは、新発田市民としては言葉文化の破壊というか、納得いかない訳で(笑)。 この日もあちこち巡った後で、出湯温泉街にある、いつもの喫茶店へ。 「ジャズ喫茶」…
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まさに日本発の「Encyclopedia of Modern Jazz」 ジャズ超名盤研究 作者:小川 隆夫 シンコーミュージック Amazon 著者の小川隆夫氏は1950年生まれの整形外科医。77年に東京医大卒業後81-83年にニューヨークに医学留学。留学中にアート・ブレーキー、ギル・エヴァンス、デクスター・ゴードンなどのミュージシャンの知己を得、帰国後は医業のかたわら、音楽プロデューサーやジャズ関連の著作多数。さらには2016年には自らのバンドも結成という異色かつ、多彩・多才な経歴。 全3巻で各巻500ページの大部で辞書のような本。3巻全体でで100の名盤を取り上げるが名盤1枚あたり15ペ…
毎週日曜日は、この一週間( 1/22~1/28)に週刊誌や新聞などの書評に取り上げられた旬の本を紹介しています。書評内容については各誌・HPなどをご覧ください。 今週の書評本 *表示凡例◆掲載された媒体: 発行号数 掲載冊数書籍タイトル 著者.編者 出版社 税込価格 書評掲載回数(②回以上のもの) ◆サンデー毎日「遠回りの読書」: 2/4 号 2 冊染織工芸家浦野理一の仕事 小津映画のきもの帖 浦野理一 katsura books 3,960晩酌の誕生 飯野亮一 ちくま学芸文庫 1,430 ◆女性自身「今週の本」: 2/6 号 4 冊続きと始まり 柴崎友香 集英社 1,980 ⑤バーバパパのは…
本日の雑誌は、Stereo誌2024年2月号です。 今月号の表紙はマット紙ですね。 レコードでジャズということでしょうか。 澤村さんの担当は名機の履歴書、全国ビンテージ&中古ショップの2記事。 ちなみに名機はSONY TC-K777。当時は憧れましたね。 それと、田中伊佐資さんと生島さんの対談。 後でじっくりと読みましょう。 ------------------------------------------ 今月号の内容特集 いま聴くべきジャズ ソニー ミュージック「We Want Jazz」第一弾 マイルス・デイビス 全55作~20世紀で最も退屈しなかった男の話をしよう 対談(岡崎正通×小…
今年は、以下の5テーマに沿った読書がメインでした。(90冊前後)。 小説 小説の種本 半導体(おしごと) コンサル本(おしごと) 精神の健康 その中からそれぞれ1冊ずつ選んで紹介します。 『ギケイキ 千年の流転』(町田康) 『習得への情熱―チェスから武術へ』(ジョッシュ・ウェイツキン) 『半導体戦争』(クリス・ミラー) 『リサーチのはじめかた』(トーマス・S・マラニー、クリストファー・レア) 『反応しない練習』(草薙龍瞬)
コロンビアとの契約は1972年~1979年かな。コロンビアでのゲッツの作品と言えば、リーダーアルバムとして 「Captain Marvel」(1972年) 「Another World 」(1977年) 「Forest Eyes」(1979年) 「The Best Of Two Worlds」(1975年) 「The Master」(1975年) 「Children Of The World」(1978年) 「The Peacocks」(1975年) があります。この中では特に「The Master」が傑作ですが、他のアルバムもすばらしい。 リーダー以外での録音は、ゲッツ自身がコロンビアと契約…
音楽、聴いてますか? 私は聴いています。この11月からジャズを本格的に聴き始めました。 思い返すと、10代半ばに伊坂幸太郎の小説になんだか出てきたのをスポット的に聞こうとしたり、10代後半に舞台で使おうとちょっと聞いたりと、ジャズとはつまみ食いの付き合いでした。 今回はガチです。 なんか、Spotifyって音楽聴き放題サービスあるじゃないですか。いっっつもアニメの音楽と電子の音楽とディスコの音楽を流していたんですよね。コロナ禍前後から追いかけてる音楽家もジャンルも変わってなかったんですよね。でも、ある日ふと気付いたんですよね。 ずっとやりたかったジャズの勉強、できるんじゃね?って。
【AMU】==【AmazonMusicUnlimited】 【SPD】==【SpotifyDownloads】 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ソース元:【[Date fm エフエム仙台]JAZZ STRUTTIN’(板橋恵子)/2023年11月18日(土)】[ウェイン・ショーター(Wayne Shorter)]というと・・・ なんといってもこの 『スーパー・ノヴァ(Super Nova)』だと 勝手に思うけど・・・^・^; ドウヨ!どうよ!<?_?>!ドウヨ! あと、 ウェインの リーダーアルバムは・・・ グラミー・ウィナーの ベースの [鈴木良雄]が…
Sonny Rollinsが1960年前後にシーンから姿を消していた際、橋で練習にいそしんだというのは有名な話。私も、ジャズにハマる前から聞き覚えがあった。 ――で、先日、それが橋の「上」だったと知って、結構びっくりした。私はてっきり橋の「下」で練習していたのだと思っていたのである。 日本だと、橋桁のふもとで楽器を練習するというのは今でも割とよく見られる風景だと思うが、あれをイメージしていたわけである。 それが橋の上となると……それは、私の感覚では「練習」ではなくて「パフォーマンス」である。 当初はブルックリン・ブリッジで練習していたのである。しかし、ここは橋を渡る通行人も多く、練習に集中でき…