
医師にして歯科医。1941(昭和16)年横浜市生まれ。
聖マリアンナ医科大学、横浜市立大学の各医局を経て、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科教授をへて、退官。
北海道の炭鉱病院で40代まで外科にたずさわる。だが、医学的原因の不明な「不定愁訴」の患者が多いことに困惑。その患者たちに、主に頭頸部の不定愁訴が多いことに着目し、心療内科に転向。そこで頭頸部を専門に見ることにする。
その結果、「日常の歯の<かみしめの悪さ>により、空気を異に飲み込んでしまう」ことにより、様々な不定愁訴が発生する「かみして・呑気症候群を発見。
また、このような患者たちを救済するためには「心身医学的治療」「全人的治療」を行うしかないと考え、2004年、東京医科歯科大学に「頭頸部心療科」を開設する。