ライター、タコシェ創設者。古本、性風俗研究家。
1958年生まれ。中学まで各地を転々とする。大人になってもその癖は抜けず、もの書きとして様々な業界を転々とする。80年代から90年代の初頭までは特にその傾向が強く、わかっているペンネームだけでも、村田ビデ雄(ビデオ評論家)、麻薬師丸ヒロポン(ドラッグ研究家)、シンナー関(毎回〆きりに間に合わないへろへろのコラムニスト)、皮むけ隆一(音楽評論家)、こりゃまた宏(腰の低い博学家)、ブードゥー小百合(オカルティスト)、メソポタミア二郎(町の考古学者)、さらにテレビ番組「11PM」には「汚物評論家 おりものまさお」「モンド評論家 中村モンド」などと名乗り出演していた。
その後90年代からは「エロ関係」の執筆が多くなり、ペンネームも「松沢呉一」に統一される傾向になり、エロライターとして現在にいたる。
驚異的な多筆家として知られ、そのために数多くのペンネームで発表された仕事の全貌を掴むのは非常に難しい。また、古本の蒐集家でもある。