死にぎわに何を思う 日本と世界の死生観から作者:上村くにこアートヴィレッジAmazon ソクラテスは哲学とは死を学ぶことだと言ったそうです。 なかなか死について考えるのは縁起でもない、不吉だ、と遠ざけがちでしょう。 後述するエリザベスも「死人を食い物にするハゲタカ」と批判され、圧力をかけられたこともあるようです。 誰にも避けては通れないに公に語ることが憚れる死。 肺がんで死の淵に立たされた筆者により死について語られるのが本書です。 そこまで厚い本でもないのですが、内容は充実している本です。 死生観 死生観とは、「自分はどう死ぬか」「死んだら自分はどうなるのか」についてのイメージです。 どう死ぬ…