常呂川は、北海道にある、三国山を源とし、鹿ノ子ダムを経由して網走支庁管内を北東流し、北見市でオホーツク海へと注ぐ一級河川。
その源を北海道常呂郡置戸町三国山(標高 1,541m)に発し、山間部を流下し、置戸町勝山において、仁居常呂川を合わせ置戸町、訓子府町を経て、北見市内において無加川を合わせ、北見盆地を貫流し、狭窄部を流下し仁頃川を合わせ、常呂平野を経てオホーツク海に注ぐ。
幹川流路延長 120km、流域面積 1,930km²。
その流域は、北見市、訓子府町、置戸町の1市2町からなり、オホーツク圏における社会・経済・文化の基盤をなしている。流域の土地利用は、山林等が約82%、農地が約16%、宅地等の市街地が約2%となっており、流域内は森林資源などに恵まれている。流域内には、オホーツク圏の拠点である北見市等があり、農業、水産業が盛んで、中下流部は農地として明治初期から開け、河口沿岸ではホタテの養殖などの漁業が行われており、タマネギや甜菜、ホタテの全国有数の産地となっている。