アニオタだった時代もあった。 大学進学を機に上京、初めはテレビもない生活であったが、そのうち親の目から離れた解放感から飲み会にバイトに遊びにサークルにと大忙し……とはいかなかったのが、私が根っからの陰キャである所以である。サークルは一瞬入っていてすぐ辞めたし、バイトは受かりもせず、その代わり勉強はしていたが、悪い遊びもせず、ただアニメを見ていた時期があった。好きなのは日常系といわれるゆるいアニメ。あるいは一話完結もの。刺激が強すぎるのは疲れるし、展開があるものは続きが気になりすぎて、気になりすぎているうちに飽きてしまうか、うっかり一話見逃してしまうとそこでほっぽり出してしまう、というとんでもな…