新 キャプテン・スカーレット
indestructible Captain Scarlet
サンダーバードでおなじみ、ジェリー・アンダーソン製作の「ハイパーマリオネーション」作品。 日本で１９６８年に放送された「スーパーマリオネーション」リアルな等身のＳＦ人形劇「キャプテン・スカーレット（Captain Scarlet And The Mysterons）」を、フルＣＧでリメイクした番組。 英語原題は「Gerry Anderson's New Captain Scarlet」 シリーズ総監督には、オリジナルにも参加していたデビッド・リーンが、名を連ねている。 ストーリーの導入部・火星のミステロン基地の破壊から始る所は、ほぼ同様に物語が始るが、以降のストーリーは完全新作。
人形劇では表現困難だった、走ったり格闘したり、と言ったアクションが、当然ながらＣＧＩで表現されている。が、前作のキャラクター（人形）でもやっていた”髭の剃り跡”の様な表現が、更にリアルと言うか目立つ。 あえて、どこか人形的な表現を残しつつ、映像が撮られている感じが、画面からする。 スーパーマリオネーションの見所のひとつだった、ＳＦメカニック群は、役割こそ前作を踏襲しているが、ネーミングとデザインは変更された。人物設定は、ほぼオリジナルに忠実の模様。
日本では、CSのアニマックスより、2006年3月から放送。 本国、英国に続いての放送である。
スペクトラム
高高度に浮かぶ「スカイベース」を本部とする、地球の平和維持を目的とした、世界政府大統領直属機関。 最新鋭の装備と、優秀な隊員を誇る。 主要な隊員には、カラー分けされたユニフォームとコードネームが与えられる。
- キャプテン・スカーレット
ミステロンと戦う、スペクトラムの不死身のエース。 ミステロンのエージェントだったが、高圧電流のショックで、影響下から離れ、怪我や心臓停止をしても、短時間で生き返る体になった。 イギリス出身。
- ホワイト大佐
スペクトラム最高責任者。イギリス出身。
- ブルー大尉
スカーレットとコンビを組む、行動派で、操縦技術に長ける隊員。 米国籍。
- グリーン少尉
通信・基地管理担当オペレーター。女性仕官。トリニダート島出身。（前作では男性でした）
- デスティニー・エンジェル
スペクトラムの航空戦力「エンゼル隊」リーダー。 エンゼルは、各国を代表する５名の美女から成る。
ミステロン
火星に基地を作っていた、実体の無い生命。人類を暴力的な種族と判断し、絶滅を目的に宣戦布告。 実体を持たない代わりに、地球人や地球の機械を一旦は破壊・殺傷した後に「ミステロン・エージェント」として、再構成し操る。
- ブラック大尉
ミステロンの指示で、殺人や破壊工作で暗躍する、元スペクトラム隊員。 イギリス出身。
（キャラクター名は、前作ではコードネームで呼び合っていたが、「新」では、名前で呼び合う場面を増やしている。）
- アニマックス番組サイト
http://www.animax.co.jp/program/program.php3?naiyo=m_shin_captain_scarlet
- 製作会社オフィシャルファンサイト