成瀬巳喜男監督『めし』東宝,1951上原謙の映画,2つめ.1909年生まれのこの人は昭和前期の二枚目スターのようですが,40代の『宗方姉妹』と『めし』だけからくる印象はひじょうに戦後的な男前.彼は,けっして確信がもてずそれでいて,まだまだ男優位の位置にいようとするタイプの男です. 『めし』三千代(原節子)と夫(上原謙) 林芙美子原作で未完. 三千代(原節子)は結婚で夫(上原謙)と,大阪にきて5年ほどたちます.天神の森駅周辺らしい.現在の阪堺電車の駅の雰囲気ににています.昭和には「ちんちん電車」の路線や駅がもっとあったような記憶です. 『めし』妻の三千代(原節子) 家並みはセットということですが…