[演劇] 女歌舞伎『小栗判官と照手姫』 Project Nyx 下北沢 ザ・スズナリ 2月13日 (写真↓は舞台、雰囲気が明るくて楽しい) 「女歌舞伎」というのがいい。出雲のお国が歌舞伎を創始した江戸の初期は、「女歌舞伎」だったのだから。とにかく素晴らしい舞台だ。まず「小栗判官と照手姫」の物語がいい。分かりやすく、しかも感動的。おそらく人と人の出逢いは<縁>だという根本思想がある。(そして、幼少のとき添い寝をしてくれているはずの母が隣にいなくなっていることに衝撃を受けた小栗判官が、初夜の床で照手姫が同じようにいなくなっていることに衝撃を受けるシーン。プルースト『失われた時を求めて』を想い出した…