榛葉豊氏の思考実験 科学が生まれるときを読んだ。本書の前半で思考実験とはどのようなものかを説明しているのだが、科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで - 隠居日録に関する別な観点・著者からの言及もあった。キリスト教には「自然界に普遍的な因果法則を見出したい」という考え方があり、その背後には「神は世界を創造され、そこに法則を置かれた、それはいかなる意図によるものか読み解きたい」という考え方があるのだという。「天と地を生み出した全知全能の創造主は、2冊の最も重要な書物を我々の目の前に差し出された。一冊は自然という書物であり、もう一冊は聖書である」という見方だ。17世紀の科学革命…