積丹半島にある岬。
国道229号線から少し登ったところにある駐車場から、遊歩道を15分ほど歩くことで岬の先端にまで行くことができる。
シャコタンブルーと呼ばれる海の青さと、切り立った崖、そして岬の先にそびえる神威岩がまさに絶景。
義経ゆかりの伝説により、昔は女人禁制だった。
神威岩伝説
神威岬の先端にある神威岩の伝説です。 奥州からひそかに逃れた源義経は、日高の首長のもとに身を寄せ、首長の娘チャレンカは義経を強く慕うように。しかし、義経は北へ向かって旅立ち、後を追ってチャレンカも神威岬までたどり着きます。ところが、義経一行は既に出帆してしまい、チャレンカが大声で叫んでも折からの強風にかき消されて届きません。悲しみにくれたチャレンカは、「和人の船、婦女を乗せてここを過ぐればすなわち覆沈せん」という恨みの言葉を残して海に身を投げてしまいました。その姿がやがて岩と化したと言い伝えられているのが神威岩です。以来、女性を乗せた船がこの沖を過ぎようとすると必ず転覆したため、神威岩はかつて女人禁制の地となっていました。