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神舟

サイエンス

神舟

しぇんちょう

中国の有人宇宙船

  • 1号:1999年11月20日打ち上げ。地球周回軌道を21時間飛行した後、帰還カプセルが内モンゴル自治区に着陸。
  • 2号:2001年1月10日打ち上げ。サル、イヌ、ウサギカタツムリなどの動物を乗せており、生命維持装置の実験を行った。軌道変更用エンジンを3度使用して軌道変更実験を行い、3月16日に帰還カプセルの回収に成功。軌道上に残ったモジュールもその後半年にわたって運用を続け、搭載した実験装置による宇宙実験を実施。
  • 3号:2002年3月25日打ち上げ。宇宙飛行士のダミー人形を乗せ、船内環境の計測と、独自開発した宇宙服の動作テストを実施。地球周回軌道を108周した後、4月1日に帰還カプセルの回収に成功。
  • 4号:2002年12月30日打ち上げ。有人打ち上げに向けた最終リハーサルを行い、打ち上げ数時間前まで飛行士が搭乗して準備を行った。3号同様に人形を乗せ、宇宙空間では搭載機器による実験を行う。翌2003年1月5日に帰還カプセルの回収に成功した。同時に打ち上げられた電子偵察衛星では、補助ロケット噴射で方向を逆転させ、一時的に軌道を離脱させる遠隔操作、衛星からの偽装物体放出なども行われた。
  • 5号:2003年10月15日打ち上げ。に打ち上げられたには宇宙飛行士一人が乗り込み、旧ソ連アメリカに続いて有人宇宙船の打ち上げに成功した。
  • 6号:2005年10月12日打ち上げ。二人の宇宙飛行士が乗り込み,5日間の宇宙飛行ののちに帰還。
  • 7号:2008年9月25日に打ち上げ。3人の宇宙飛行士が乗り込み、9月27日に15分間の船外活動を行った後、帰還。
  • 8号:2011年11月1日打ち上げ。無人。無人の宇宙ステーション実証機天宮1号とのドッキング試験を2回行った後、11月17日に帰還。
  • 9号:2012年6月16日に打ち上げ。女性を含む宇宙飛行士3人が乗り込み、6月18日、天宮1号との自動ドッキング、6月24日午後、手動ドッキングに成功、6月29日に帰還。
  • 10号:2013年6月打上げ予定。3人の宇宙飛行士が搭乗し、天宮1号とのドッキングが計画されている。

船体は円筒形に近く、最大直径2.8メートル、全長8.8メートル、重さは7.6トン。3人乗りで、技術導入したロシア宇宙船ソユーズとよく似た構造とされる。軌道上で宇宙飛行士が船内活動をする「軌道船」、打ち上げや帰還時に乗る「帰還船」と、動力部の「推進部」から構成され、軌道船と推進部に太陽電池パネルが2枚ずつ付いている。

神舟」と名付けたのは江沢民国家主席(当時)。中国宇宙開発に詳しい、シンクタンク「未来工学研究所」の稗田浩雄・技術・国際関係研究センター長によると、「神」は宗教の神ではなく、「神々しい」「神秘的」に近い意味という。

また、打ち上げに使われた長征2Fロケットの別称「神箭(シェンチエン)」も江・前主席が名付けた。箭は「矢」の意味。中国ではロケットを「運載火箭」という。

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