剣豪俳優として知られた故・近衛十四郎の長男で、数々の豪快伝説を残した「昭和のスター」松方弘樹が、仁科明子と3年間の不貞交際の末、昭和54年(1979)に結婚した。 当時、松方には15年間連れ添った夫人と、その間に生まれた子供が3人いた。 そのため、仁科の両親は大反対。 実家に戻るよう勧める両親を前に、 「松方さんと別れて実家に帰れというなら、この薬を飲んで死にます」 と叫び、すったもんだの末、松方の離婚が成立。 「仁科による略奪愛」で、松方が前妻に支払った慰謝料3億円は、当時の芸能界史上最高額と言われた。 その後、2人は1男1女に恵まれたのだが、なにせ元来の女性好きで、さる男性誌には「800人…