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腎臓癌

(サイエンス)
じんぞうがん

腎臓に発生する悪性腫瘍のこと。
腎臓癌はできる個所によって二か所にわけられ、腎にできる癌を「腎細胞癌」、腎盂(腎臓と尿感の接続部)にできる癌を腎盂癌という。発生の割合は、腎細胞がんが約9割を占めるため、腎臓癌という時には一般に腎細胞癌のことを指す。
この項では腎細胞がんについて述べる(腎盂癌はリンクを参照→腎盂癌
40代以上から発症しやすくなり、罹患者は男性のほうが多い。

原因

はっきりとした理由はわかっていないが、喫煙、肥満、石油化学物質やアスベストにさらされる職業に従事することなどがリスク要因とされている。
そのほか遺伝的要因(VHL遺伝子の変異)も挙げられている。

症状

初期(腫瘍の直径が5cm以下)の場合ほとんど自覚症状はない。
進行して腫瘍が大きくなった癌では、血尿・疼痛・腫瘤触知が三大症状として知られてきたが、これはかなり進行した段階で現れる症状であり、ここまで進行する前に他の病気の検診で見つかることが多い。
全身的な症状には、発熱、体重減少、貧血などの症状がある。
進行すると肺や骨に遠隔転移する。

治療

治療の主力は外科療法である。癌の進行具合にかかわらず、摘出できる場合は腎を丸ごと、もしくは部分的に摘出することが一般的。
放射線療法や化学療法は効果があまり期待できないとされている。外科療法と併せて、補助的な療法として用いられることはある。
癌が多発、再発していたり転移している場合には免疫療法も用いられる。インターフェロンやインターロイキン-2剤を注射して、癌細胞を攻撃する免疫機能を高める治療法である。
(参考→癌の外科療法癌の化学療法癌の放射線療法



診療科:泌尿器科

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