水酸化ナトリウム

サイエンス

水酸化ナトリウム

すいさんかなとりうむ

水酸化ナトリウムは、化学式 NaOH で表される無機化合物。タンパク質に対して強い腐食性をもつため、苛性ソーダと呼ばれることも多い。

潮解性の強い無色の固体。室温では斜方晶系のα型(低温型)。299.6℃で立方晶系のβ型(高温型)に転移する。

試薬としては通常、ペレットの形で市販されている。完全に無水のものの融点は328℃であるが、実際はきわめて除去しにくい水と炭酸塩の少量を含むため、318.4℃と約10℃低い融点を示すのがふつうである。

水に対して易溶であり、水中で完全に電離し水酸化物イオンを放出するため、強いアルカリ性を示す。また、水に溶かす際に激しく発熱する。

石鹸・合成繊維の製造、石油の精製、製紙・パルプ工業など用途が広く、工業的に非常に重要な基礎化学品の1つである。

毒物及び劇物取締法により劇物指定されている。