1953年三重県生まれ。京橋のイデミスギノ(HIDEMI SUGINO)のオーナーパティシエ。
アジア人ではわずか5名しかいない、ルレ・デセールの会員のひとり。2000年に日本人初の会員となった。 1991年に行われたパティシエの世界大会であるクープ・ドゥ・モンド・ド・ラ・パティスリーにてチームリーダーとして参加。アンブロワジーがアントルメ部門グランプリとなり、日本を優勝に導く。
国語科で学習している、「プロフェッショナルたち」。 その中に登場する、パティシエ・杉野英実さんは、こんなことを言っていた。 「当たり前を積み重ねると、特別になる。」 「当たり前」という言葉の反対の意味を持つ言葉。それは、「有り難い」だ。 あることが難しい、めったにないことという意味だ。 「ありがとう」という言葉は、ここからきている。 目が見えること、耳が聞こえること。 息ができること、歩けること。 人を好きになること、嫌になること。 笑うこと、怒ること、泣くこと、楽しむこと。 どれもが当たり前のようにしていること。でも本当は、それは奇跡の連続だということ。 当たり前を積み重ねると、特別になる。…