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世界測地系

地理

世界測地系

せかいそくちけい

世界測地系とは、世界共通となる測地基準系のこと。

測量法では、世界測地系を以下のように定義している。

世界測地系とは、地球を次に掲げる要件を満たす扁平な回転楕円体であると想定して行う地理学的経緯度の測定に関する測量の基準をいう。

一 その長半径及び扁平率が地理学的経緯度の測定に関する国際的な決定に基づき政令で定める値であること。

二 その中心が、地球の重心と一致するものであること。

三 その短軸が、地球の自転軸と一致するものであること。

従来、各国の測地基準系が測量技術の制約等から歴史的に主に自国のみを対象として構築されていたものであるのに対し、世界測地系は世界各国で共通に利用できることを目的に、VLBI、GPS等の高精度な宇宙測地技術により構築・維持されている。

世界測地系では、地球を良く近似している楕円体(準拠楕円体)で地球上の位置(経度・緯度及び平均海面からの高さ)を表しており、これに代えて地球重心を原点とする3次元直交座標系を用いて表わすこともできる。

日本では、2002年4月1日、「測量法及び水路業務法の一部を改正する法律」(平成13年法律第53号)の施行により、測地基準系を「日本測地系(Tokyo Datum)」から、世界測地系「日本測地系 2000(Japanese Geodetic Datum2000)」に移行した。