・中野のお父さんと五つの謎著者:北村薫出版:文藝春秋 高校教師のお父さんと編集者の娘のシリーズ第4弾。第4弾?3作目読んだっけ?…と思ったら、読んでました。「中野のお父さんの快刀乱麻」。面白いんだけど、すぐに内容忘れちゃうんですよね〜…って、前作読んだ時も書いてました。<円紫さん>シリーズだと、どこか<人の闇>みたいなところに触れるとこがあるんですが、こっちの方は割と無邪気に「文芸ネタ」で楽しませてくれるんですけど、それだけにインパクトが薄いんですよね。 本作に収められているのは5つの短編。 「漱石と月」:<I love you>=<月が綺麗ですね>と漱石が訳したという「都市伝説」に関するあれ…