「女人蛇体」という本を少し読んでみました。 女人蛇体―偏愛の江戸怪談史 (角川叢書) 作者:堤 邦彦 角川学芸出版 Amazon 文章が難し過ぎて全部読める気がしない……。ので、拾い読み。 同書によれば、蛇女が出てくる民話・説話は、古い順に、3つに大別されるそう。 「古代アニミズムの神話体系を原郷とする水の精霊の民談」 龍女成仏・済度譚 道成寺もの(安珍清姫) 1~3は互いに無関係ではなく、時代を経て1→2→3と変わってきたということみたい。 古代には、水の精霊の化身、神様としての龍蛇がいて、時に女の姿で人間と交わった。 → 奈良時代に聖武天皇が仏教を国教として、法華経の中にある龍女成仏譚が広…