【教科書が教えない 拉致問題】(26)「遺留品 廃棄」無関心な検察を象徴 犯人を示唆した未遂事件、暴力的な犯行は止まった 中村将 - 産経ニュース 市川さんらや曽我さんらが拉致されてからわずか3日後の8月15日夕、富山県高岡市の雨晴(あまはらし)海岸付近で拉致未遂事件があった。 ところが、この遺留品は軽く扱われた。拉致未遂事件の公訴時効は7年。時効直前の85(昭和60)年7月、事件は被疑者不詳のまま不起訴となり、富山地検高岡支部は証拠物件を廃棄してしまったのだ。 97(平成9)年11月に、国会答弁に立った法務省の原田明夫*1刑事局長は「犯人が判明して海外にいれば、その間時効は停止する。それらの…