1952年生まれ。美術評論家、版画家。多摩美術大学教授。 伝統版画技法「合羽刷り」の数少ない継承者。日本版画協会および国展で新人賞受賞後、デザイン・出版分野でも活動、ジャパネスクというコンセプトの発案者として知られる。 近年は絵画鑑賞のナビゲーターとして活躍。 『世界一受けたい授業』、『芸術に恋して』、『誰でもピカソ』、『新日曜美術館』等、テレビ番組の企画・出演も多くつとめる。
「ビジネス戦略から読む美術史」西岡 文彦 <所感> よく考えると当り前だが商品として市場価値があがるためは流動性が必須。 絵画という美術品が商品になるためのポイントは「キャンパス」という画材の誕生だったという指摘は納得。 キャンパスに書かれて持ち運びができることで流動性がでたという。 またキャンパスは画家が自宅やアトリエで作成という在宅ワークも生み出した。(それまでは教会の天井等、絵画の作成には現地に赴くことが必須だった) こう考えるとキャンパスは美術史に革命をもたらしたといえる。 昨今、美術品の流動化のキーワードとしてNFT(非代替性トークン)がある。 NFTであれば絵画だけではなく、すべて…
ピカソは本当に偉いのか? (新潮新書) 作者:西岡 文彦 新潮社 Amazon 西岡文彦さんの「ピカソは本当に偉いのか?」を読みました。 アートに詳しくない方でもその名前と画風は知っているパブロ・ピカソ(1881-1973) 生涯で制作した作品の点数は油絵だけで1万3000点。 ゴッホと違って、現役の時から作品はどんどん売れ、貧乏な時代がほとんどなかったそうです。 ところでピカソの絵を見て、素直にすごいと思いますか? なぜあれほど高い評価を受けているのか理解できますか? 著者の西岡文彦さんは版画家で、多摩美術大学の教授。 「ピカソが本当に偉いのか?」気になる方は読んでみてください。 ピカソの生…
さて月も明けまして恒例の新刊チェックです。この記事のために見かけた書名を控えておくのですが、いざこれを書こうとすると発売が延期になっていることもしばしば。みなさま苦労して本を刊行されているのかと思います。面白い本をどんどん出してくれる著者翻訳者出版社のみなさまに感謝しつつ1月の気になる新刊を見てみましょう。 ミヒャエル・コールハース チリの地震 他一篇 (岩波文庫 赤416-6) 作者:クライスト 岩波書店 Amazon 「チリの地震」が有名な19世紀ドイツの作家クライストの新訳短編集が岩波文庫より。訳者は他にベンヤミン、カール・クラウスなど手掛け、『映画に学ぶドイツ語』『現代メディア哲学 複…
こんにちは。今日は、またまた本がらみの更新。 私の学校では少し前に1週間の秋休みがあったのですが、その中で一日、東京で自由気ままに過ごしてみました。その際の感想を、撮った写真とともに書いていこうと思います! 11:00 池袋 12:00 神田 12:30 神田明神 13:00 湯島聖堂 13:30 聖橋〜山の上ホテル 13:30 神保町古書店街へ 14:30 さぼうるで昼食 15:30 神保町から新宿へ 16:45 新宿 末廣亭 21:00 新宿駅に向かう まとめ 11:00 池袋 私が東京に行く際は、よく学校のある軽井沢を出て東京へ向かうバスに乗ります。 この日は11時ごろに池袋につきました…
秋の土曜日:耳。目。鼻。舌。手。カラダ。ココロ。アタマ。 ラジオ(ウオーキング。数日前に聴いたものも含む) 高橋源一郎の飛ぶ教室:「ヒミツの本棚」は辺見庸『もの喰う人びと』。「きょうの先生」は映画監督の石井裕也、最新作は「月」。 声でつづる昭和人物史:「江橋慎四郎」1・2。「安田武」1。二人とも学徒出陣組。 ラジオ深夜便:森まゆみ(「谷根千」の編集者)の「聞き書き・関東大震災」。南こうせつ(歌手)。井口資仁(野球)。 テレビ(自宅) 「名画の暗号」:「ゴッホと北斎のミステリー」(イッセー尾形・西岡文彦、) 「キングオブコント2023」:サルゴリラが優勝!。「又吉・児玉・向井のあとは寝るだけの時…
自己紹介です。面白いと思った本も50冊ほど載せています。 ■名前 由来は古代ギリシアの哲学者アリストテレスから取っています。車好きでも競馬好きでもないです。大学時代に岩波文庫をちょっと読んだくらいなので、難しい話は詳しくないです。 ■Aristoの基本情報 2023年現在アラサーです。 1990~1995年あたりに生まれた、所謂ゆとり世代です。 本を読むのが好きです。ビジネス書から、歴史、小説、心理学、短歌等々色々読みます。Spoonというアプリで音声配信を実施したりもしています。 5~10年程度サラリーマンを経験。広告マーケティングと関わる業界です。 2年ほど海外暮らしも経験しています。 ■…