「…私も元気でおります。私のことで親類縁者にまで心配かけてすみません。こがね味噌の事件には真実関係ありません。私は白です。私は今落着いて裁判をまっております。私は暖部屋にはいていますので現在なんの…」(記載ママ) 11月2日の中日新聞の特報記事「書簡でたどる 袴田さんの心」にあった袴田巌さん自筆の家族への手紙(1967年1月)です。 6行の一文字一文字に裁判で無実が晴らされることを信じ自分よりも家族を思いやる袴田さんの心情が溢れ出ていました。 *** 袴田さんが獄中で書いたその書簡が《袴田巌さんを救う会》の手で出版されていることを新聞で初めて知りました。 『主よ、いつまでですかー無実の死刑囚・…