石油給湯器

一般

石油給湯器

せきゆきゅうとうき

石油(灯油)バーナーによる給湯器経済的効果(燃費)を期待し浴槽などの多量給湯に用いられる。かつては大型の貯湯タンクを内蔵する貯湯式もしくはセミ貯湯式と呼ばれるものが多く、着火からタンク内の水が所定の温度に上昇するまで時間を要した。この欠点を克服したものにタンクを内蔵せず、ガス給湯器などと同様に必要量だけその都度加温して利用する直圧式と呼ばれるものががあり、現在はほとんどの石油給湯器がこの仕組みを取っている。

直圧式は、細かい制御が可能なため、1℃単位での給湯温度設定が可能、給湯時の水圧が上水道圧とほぼ同一であるなどのメリットがあるが、その分構造が複雑になるため、本体価格は高価である。これに対してセミ貯湯式は構造が単純なため直圧式に比べて安価であるが、貯湯タンクに一旦水を溜める必要があるため、給湯時の水圧が低くなる、温度設定が「熱い〜ぬるい」などの感覚的な設定しかできない等の制約がある。

かつてはランニングコスト的な面から、寒冷地での採用が多かったが、原油価格の高騰やオール電化の普及に伴い、電気給湯機へシフトする傾向にある。

メリット

パワフルな割に経済的(2005年からの原油価格高騰によりメリットは薄まりつつある)。

使用地域の気温に関係なく利用可能。

即湯器のため、実用上の限度水量がない。

デメリット

石油独特の臭いやバーナー作動音がする。

吸排気設備、大型の燃料タンク設備が必要。

機器寿命が10年と言われ、その都度買い替えとなる。