赤の女王仮説

サイエンス

赤の女王仮説

あかのじょおうかせつ

ルイス・キャロル著「鏡の国のアリス」の一節を取り上げた、イギリス生物学者Wiliam D. Hamiltonの「なぜ生物は雄と雌で繁殖を行うのか」という問題への仮説。

"Now, here, you see, it takes all the running you can do, to keep in the same place."

(いいかい。ここでは力の限り走らなきゃいかんのだよ、同じ場所に留まるためにはね。)

"If you want to get somewhere else, you must run at least twice as fast as that!"

(もし他のところへ行きたいのなら、その2倍の速さで走らなくてはならなんのだ。)

ルイス・キャロル鏡の国のアリス」より

( ラプラスのかけら 3/15より引用 )

今では2つの「赤の女王仮説」が知られており、もともとの「赤の女王仮説」はL.Van Valenが1973年に提唱した「ある生物群を構成する分類群は、その分類群の出現後、一定の確率で絶滅している」とする絶滅率一定の法則のこと。

もう一つの「赤の女王仮説」はWilliam D. Hamiltonが1980年に提唱した「病原菌に対する抵抗力を得るために積極的に親と異なる子を作り出すように両性生殖が進化した」というもの。

一般にWilliam D. Hamiltonが提唱した「赤の女王仮説」の方が知られている。