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赤潮

一般

赤潮

あかしお

特定のプランクトンが増えすぎて海が赤黒く見える現象。

 瀬戸内海では戦前から局所的に見られていた.しかし,1960年代に全国的に大規模で長期間続く赤潮が見られるようになった。特に、渦鞭毛藻?を初め毒素を発生する種類が問題となり、養殖魚に被害が出,貝毒なども発生した.

 背景は人口増加と高度経済成長の中,シャンプー・洗剤など家庭の排水や工業排水によってリンや窒素の流入が急増し、脱窒や流出といった自然の浄化機構が追いつかなくなったたためである.さらに富栄養化が進んだことだけでなく,栄養塩?類のバランスが崩れたことも特定の種類のプランクトンが発生した原因になったと考えられている.

 現在東京湾では1970年代の公害の時代とくらべ、CODでは1980年代の3.5mg/lから90年代には2.5mg/lとなり水質は改善されている。しかし、赤潮発生回数は20回前後の高水準で安定し、長期化・慢性化しており件数は減っていない。さらに、これまでになかった湾口近くでも発生が頻繁に見られるようになり、都市部以外での水質汚染の拡大が懸念されている。

赤潮の原因となるプランクトンの例

プラシノ藻? ・渦鞭毛藻?・ラフィド藻?など様々な分類群がおり、夜光虫?のような綺麗なものもいる。


広義の赤潮

植物プランクトンブルームが発生することによって、魚介類に被害を与える現象。

水中のプランクトンの濃度が非常に高くなった結果、海色が赤くなるため、赤潮と呼ばれる。

色が変化するほど高濃度で無くとも、魚介類に被害を与える場合もあるので、包括的には有害藻類ブルーム*1と呼ぶこともあり、学術的には後者が好まれて使用される。

*1:HABs:Harmful algal blooms