気象予報士、森田正光氏が2013年夏の天候を予想し1000年に一度の猛暑「千年猛暑」と呼称したことによる。
要因として挙げるのが、フィリピンの東海上の海水温が高くなる「ラニーニャ現象」で「気象庁はまだ発表していないが発生しつつある。ラニーニャ現象が起きれば日本の夏は猛暑になる」と説明。6月に2つの台風が日本列島に接近したのは、この現象の前兆とみられる。
森田氏によると、日本では平安〜鎌倉時代に真夏日が突出して多い時期があり「今年は1000年に一度の“千年猛暑”になるかもしれない」と指摘。
気象庁には、この週末にも関東地方の梅雨明け発表をする動きがあるといい「平年なら梅雨明けは20日前後。2週間も早く明ければ、それだけ平年より真夏日、猛暑日(35度以上)が増えて猛暑になる」とした。2010年には東京で真夏日が71日、猛暑日が13日を数える歴史的猛暑を記録したが「その時より暑くなる可能性はある。くれぐれも熱中症対策には万全を」と話している。