千野香織

アート

千野香織

ちのかおり

1952年生まれ。日本美術史家。ダウンタウン・ブギウギ・バンドピアニストだった千野秀一と結婚し、のちに離婚。だが、筆名では千野を名乗り続けた。

神奈川県に生まれ、京都東京大学院)にて美術史を学ぶ。日本中世の絵巻や障屏画を中心に精力的な研究を進めすぐれた成果をおさめた。90年代に入り、批評理論を導入した新たな作品解釈を提示し、研究対象を大きく広げる。海外での経験を機に日本美術の「語られ方」に疑問をいだき、韓国をはじめとするアジア諸国、アイヌ沖縄の美術や歴史への関心を深め、問題提起や発言を重ねた。

西和夫との共著「フィクションとしての絵画美術史の眼 建築史の眼」(ぺりかん社)にて、1993年第4回小泉八雲賞?受賞。

2001年12月31日逝去、享年49歳。

2002年、韓国国立中央博物館に蔵書が寄贈され「千野文庫」が開設される。2003年にはニューヨーク大学と・コロンビア大学の共催で千野香織記念シンポジウム開催。同年には、千野香織記念講演基金が発足し、5月に京都で第一回講演(若桑みどり「復活する女性たち-信仰に生きた女性たちの記憶をよびさます-」)2004年にはドイツ・ハイデルベルグ大学にて第二回講演(リンダ・ノックリン"Women artists: The Japanese Impulse")が開催された。