Hatena Blog Tags

川崎長太郎

(読書)
かわさきちょうたろう

明治34年〜昭和60年 私小説のある種の「極北」に位置する作家。


小田原の魚商の家に生まれる。初期は社会運動に走り大震災を機に私小説に打ち込む。
36歳で小田原に戻り、小田原海岸の物置小屋に暮らしながら、娼婦街「抹香町」の女たちを描いた“ 抹香町もの”を発表した。
作品に、「無題」「路草」「朽花」「抹香町」「売笑婦」「伊豆の街道」など。


なお、70年代には、川崎を信奉するつげ義春を経由して、”川崎長太郎ブーム”が若者の間に到来。物置小屋に住み、最底辺の生活を書いていたこの作家は、日本のヒッピーの先祖ともみられた。ブームの余波として1980年には、河出書房新社から『川崎長太郎自選全集』も刊行された。

このタグの解説についてこの解説文は、すでに終了したサービス「はてなキーワード」内で有志のユーザーが作成・編集した内容に基づいています。その正確性や網羅性をはてなが保証するものではありません。問題のある記述を発見した場合には、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

関連ブログ