年頭愕然。そして反省。そして決断。 拙宅内の片づけに重大な障害となっているもののひとつは、わが生涯にもはや再読の機会は訪れまいと思える書籍類だ。場所を塞ぎ、移動を妨げ、よろづ片づけの邪魔となってある。 中味を空にした箪笥だの、故障したままの家電だの、運び出したい家具は眼に余る。しかし出せない。まず床積み・階段積み・箱詰めの書籍・書類を、書架およびせいぜい書斎の床へと移動させなければならない。それには書架および書斎を空けなければならない。古書肆のお世話になるほかない。三日坊主に陥らぬよう、整理の模様をブログに記録してゆくとしよう。我ながら悪くない着想だった。 で、昨年から「古書肆へ出す」シリーズ…