『ミステリウム』エリック・マコーマック 増田まもる/訳 東京創元社[創元ライブラリ] 2024.01.21読了 こういう幻想的かつ怪奇的、そして魅惑的な世界観ってどうやったら書けるのだろう。イギリスを筆頭にして幻想文学というジャンルがあるけれど、彼もスコットランド出身だからその流れを受け継いでいると思う。日本でいうと、山尾悠子さんなんかがこのジャンルなのかな。まだ彼女の作品は読んだことがないけれど、根強いファンが多いイメージだ。 ある炭鉱町に水文学者を名乗るカークという男性が現れてから、不審なことが次々と起こる。住人たちは奇怪な病で次々と亡くなってしまう。果たして、ここでは何が起きているのかー…