(1960年 - ) 日本の作家。大阪府東大阪市(旧布施市)出身。清風高等学校、同志社大学法学部卒。会社員生活を経て、1994年から文筆業。1998年に『果てなき渇望』によりナンバー・スポーツノンフィクション新人賞受賞。2000年に「フィリピデスの懊悩」で小学館ノンフィクション大賞優秀賞受賞。 “ひと”を中心にすえてスポーツや食文化、お笑い、受験など幅広い分野にわたり執筆を続けている。
楠木正成の生きざまに焦点を当てた歴史小説『楠木正成 河内熱風録』。単なる歴史の授業や教科書には載らない詳細な人物描写で読者を引きつける。増田晶文の著作において描かれる楠木正成は、後世の人々にも影響を与えるほどの勤王の精神を体現した存在として記憶されがちだが、その実像は一般的にはあまり知られていない。楠木の生涯を通じて、後醍醐天皇を支えた功労者でありながら、建武の新政がもたらした混乱の渦中で、最終的に足利尊氏に敗れるまでの複雑な道のりが描かれている。 多くの人々が名前程度は知る日本の歴史上の重要人物・楠木正成だが、彼の人物像、取り巻いた環境、そして時代背景について深く語れる者は案外少ない。遥か昔…
毎週日曜日は、この一週間(10/23~10/29)に週刊誌などの書評に取り上げられた旬の本を紹介しています。書評内容については各誌・HPをご覧ください。 今週の書評本 *表示凡例◆掲載された媒体: 発行号数 掲載冊数書籍タイトル 著者 出版社 税込価格 書評掲載回数(2回以上のもの) ◆サンデー毎日「遠回りの読書」: 11/5 号 2 冊ぼくはあと何回、満月を見るだろう 坂本龍一 新潮社 2,090 ⑤ぼくはこんな音楽を聴いて育った 大友良英 筑摩書房 1,760 ◆女性自身「今週の本」: 11/7 号 4 冊恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ 川上弘美 講談社 1,870 ⑨土偶を…
楠木正成 河内熱風録 増田晶文 著 史上最強の智将・楠木正成が駆け抜けた熱き五年間! 鎌倉幕府と戦い、後醍醐新政を支え、寝返った足利尊氏と闘い抜いて壮絶な最期をとげた楠木正成。下赤坂城の戦いから千早城の戦い、湊川の戦いで自刃するまでの軌跡が本作品の舞台である。 弟・正季や恩地左近ら楠木一党とともに寡兵で大軍に立ち向かい、奇想天外な戦術で次々と勝利をおさめていった無敵の戦術家、そのあまりに熱い戦い日々が繰り広げられる。 河内の民と土地、そして家族と楠木一党の仲間たちをこよなく愛した、人情味あふれる生身の「人間」としての楠木正成。 本作品では、戦前戦中にいわれた「七生報国の大忠臣」としてではなく、…
いっぽん!!~しあわせの日本酒~ 3 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 作者:増田晶文,松本救助 集英社 Amazon 8月4日の視聴 ・『SONGS「Bank Band」』 →これ録ったの2021年の9月30日かよ…どんだけ放っといたんだ、私。 →櫻井和寿さんはこないだ『佐野元春のザ・ソングライターズ』で⇩観たんでね。 【2023年『7月26日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20230818/1692290584】 →櫻井和寿と小林武史がゲスト。大泉洋と食事よく行く小林武史。盛り上がるとハナシが難しくなるらしい。通訳・櫻井和寿。…
2025年の大河ドラマは『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』に決定しました。江戸時代中ごろに、浮世絵や洒落本の版元(出版人)として活躍した蔦屋重三郎(つたや じゅうざぶろう)が主人公で、演じるのは横浜流星(よこはまりゅうせい)さん。『え…蔦屋重三郎って誰!?ってだれ!?』と思った人は、私だけじゃないと思いたい…。というわけで、渾身の2025年の大河ドラマ予想は見事に大外れ!大外れとはいったものの、江戸時代の脚本家・近松門左衛門を予想のひとつに入れていたのは、意外と良い線いっていたのでは!? tsukumogatari.hatenablog.com蔦屋重三郎という人物自体を知らなかったので予想するのは…