永遠なんて、なかったんだ。 ドトールにこもって卒論を書いていた。 あんまり進まなくて、人がまばらな店内で「Happy Xmas(War Is Over)」が流れている。 A very merry Christmas and a happy New Year, ふと気づく。 永遠なんてなかったんだ。 確かなものなんて、どこにも……。 僕はずっと確かなものが欲しかった。確かな実力、確かな自分、そして、確かな関係。 探し続けた。いや、探し続けていた、つもりになっていた。 が、結局、大学の勉強は早々に挫折して、かといって他の何かを頑張ることもできず、だらだら友人たちと駄弁ることばかりに時間を使ってきた…