現在、RSウイルス感染症が1週間に10人以上と増えてきているので、再投稿します。 1.RSウイルス (以下RSV) 感染症とは ・乳幼児に肺炎や細気管支炎などを引き起こす最も頻度の高い原因ウイルスです ・生後1歳までに半数以上が2歳までにほぼ100%が初感染を受けます ・そのうち30~40%が気管支炎・肺炎に至り、1~3%が重症化し入院を要します ・早産児, 先天性心疾患を有する児や生後3ヶ月未満の乳児は重症化しやすいです ・流行は、夏頃より始まり、初秋にピークを迎える (高温かつ多湿の条件で流行) ・無呼吸 (乳児期早期) の併発や中耳炎 (主に2歳未満) を合併することがあります。 2.R…