昭和17年、滋賀県大津市生まれ 京都大学法学部を卒業し、民間会社の勤務を経て国学院大学大学院博士課程(神道学専攻)を修了。 同大日本文化研究所に入り、同研究所の教授を経て、現在、国学院大学神道文化学部教授。
靖国問題などで論陣を張る。 著書多数。
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田久保忠衛氏 先月9日、外交評論家で杏林大名誉教授の田久保忠衛氏が90歳で亡くなった。日米同盟を基軸に日本外交を論じるとともに日本の独立自存を追求した田久保氏は、「米国の庇護」下にありながら憲法に軍隊不保持を定め、「国家と軍隊の基本問題に正面から向かい合うのを避けてきた」戦後日本の「一国平和主義」を批判し続けた。憲法改正へ向け、あるべき憲法の姿を模索した産経新聞の「国民の憲法」要綱にも起草委員長として尽力した。11日は建国記念の日。わが国の将来を見据え、憲法改正を訴えた氏の功績を振り返る。 日本の国柄、消したままでいいか…「国民の憲法」起草委員長として 田久保氏が起草委員長を務めた「国民の憲法…
日本会議の正体 (平凡社新書)作者:青木理平凡社Amazon 読んだ。政治家を含め多数の関係者にインタビューしていて、なにかと黒幕的に語られるこの組織のことについて知ることができた。 日本会議のやろうとしていることのいくつかは全然賛同できないし、国益を損なっているところもあるとは思うけれど、(旧統一教会のように)邪悪な組織ではないし、なんというか地域のノスタルジー活動家互助会のでかいやつみたいな印象だった。全国にネットワークをつくって地方議会に働きかけて中央を動かそうとする「社会運動」のノウハウをつくっているものの、目指すところは「古き良き日本」という関係者間でも合意を得にくいところでふわっと…