米軍は南西諸島における対中国抑止にオスプレイを活用している=共同 オスプレイの不安拭う努力を(2024年3月29日『日本経済新聞』-「社説」) 在日米軍と陸上自衛隊が輸送機オスプレイの運用を今月から相次いで再開した。米軍は2023年11月に鹿児島県屋久島沖で乗組員8人全員が死亡する墜落事故をおこし、全機種の飛行を3カ月ほど停止していた。 米軍は事故の原因を特定し、再発防止策をとったと主張して再開に踏み切った。ただ、その詳細な内容は公表していない。南西諸島の防衛にオスプレイが有効なのは理解できるものの、米軍と自衛隊は地元住民の不安を拭う努力を怠ってはならない。 在日米軍はオスプレイを普天間基地(…