雁屋哲原作、池上遼一作画の、大型学園抗争ドラマ。その奸智と親のバックアップもあり、関東地域の主要進学校をその傘下におさめ、理想社会建設を謳う「神竜剛次」と、かれの支配から抜け出したいがために、関東少年刑務所から父親殺しの罪状を持つ「流全次郎」を呼寄せる青雲学園校長。
剣の達人・神竜と太極拳の使い手・流(ながれ)の抗争は果てし無く続くが、戦いの先に、「巨悪の存在」が見えてきて、ここで学園物というより広い視野の作品になってくる。
神竜は白刃を持つのに対し、流はチェーンの長い手錠で応戦するのが見ものである。
初版のマンガ本(コミックス)は全25巻。