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知識の呪い

一般

知識の呪い

ちしきののろい

概要

ヒース兄弟(Chip Heath and Dan Heath)によって書かれたMade to Stick: Why Some Ideas Survive and Others Dieで提起された考え。「ある知識を持つ人はその知識を持たないでいる状態を想像できなくなってしまい、上手にコミュニケーションできなくなる」というような状態のことを意味する。

詳細

この版の20ページでは次のように定義されている。*1この部分では、二人組で実験をしていて片方が自分が思いついた歌のメロディーをもう片方の人の肩を叩くことで伝え、何の歌なのかをあててもらうという実験の解説をしている部分である。

This is the Curse of the Knowledge. Once we know something, we find it hard to imagine what it was like not to know it. Our knowledge has "cursed" us. And it becomes difficult for us to shaer our knowledge with others, because we can't readily re-create our listener's state of mind. (20)

拙訳

これが「知識の呪い」だ。一度何かを知ってしまうと、それを知らない状態というのがどういうものであったのかを想像するのが非常に難しく思ってしまう。私たち自身の知識が「呪いをかけ」てくるんだ。そして、自分たちが持つ知識を他者と共有することが難しくなってくる。なぜなら、私たちは聞いている相手の精神状態をなかなか想像できないからだ。

*1:これ以外の版ではページ数が異なるので注意