三度目となる樺平は、紅葉のベストシーズンを狙ったつもりでしたが、なかなか思うよにはなりません。しかし、樺平は簡単に行ける場所ではないので、撮影は1カットも無駄にはできません。 1.資材列車 (樺平スイッチバック:1994年10月) この前年の1993年は全国的に記録的な冷夏で「平成の大飢饉」と言われた米不足の年でしたが、1994年は一転して全国的な猛暑と干ばつでした。今でこそ気温38℃も驚かなくなりましたが、私の記憶では琴電の撮影時に高松で38℃を記録し、計画断水でホテルのシャワーも使用できなかったことを覚えています。その頃から異常気象の傾向があったようですが、そんな年の紅葉は色づかずに枯れて…